Sangaku
「責任を持ち、それぞれの山へ挑戦」
私たちの責任とは、安全に配慮して活動することと部の運営をしっかり行うことです。その為にも3年生は、部内の自分の役割を責任持って行い、運営主体として慎重に行動し、部員に寄り添って交流する。2年生は、部内での自分の役割を意識しながら、仕事内容を覚え、責任のある行動をとる。1年生は、山岳部の一員であるという意識を持ち、積極的に部活動に参加する。
今年新入部員は、例年よりも多く入りました。それぞれの山への挑戦をする為にも部員同士がお互いの能力を理解する必要が高まりました。従ってコロナ禍の状況の中で、安全に配慮しながらも、有意義な部活動を送り、感染症対策を講じた登山、オンラインミーティング、山岳講座を主に行っていきます。
近年、山岳スポーツの多様化により、その裾野を支える若年層の参加人口は増加しています。本学の山岳部は、昭和14年に創部した伝統のある部活動で、これまでに海外における登山活動でも輝かしい実績を残していますが、他の大学と同様に部員数の減少という課題を抱えていました。
本学山岳部では、クライミングなどに活動の幅を広げながら、現役部員による学生募集活動を積極的に進めてきた結果、初心者や女性部員を中心にして部員数が大幅に増えてきました。
本学の山岳部は体育会系の活動組織である以前に、教育機関の一組織としての責任を持たなければなりません。その責任は、山岳部の活動の根底にある「自然の真理」を正しく理解して「自己の能力」を正しく把握し、その能力に見合った山に「真摯に向き合う」姿勢の育成であると考えています。山岳スポーツの世界には、進化した登山道具やICTなどの新しい技術がどんどんと取り入れられ、より難易度の高い山に挑戦することが美徳であるかのように語られる部分もありますが、山岳部ではそう捉えてはいません。初心者として山岳スポーツの門を叩いた新入部生が多い状況を考えると、古い体育会系の部活のようなヒエラリキーではなく、個々の部員が主人公となって能力を伸ばしながら、大学生活の中で様々な登山の経験を増やしていって欲しいと考えています。能力に見合った形で里山の登山を楽しむのも良いでしょうし、冬の蔵王に登山するのも良いでしょう。また、より難易度の高い山に挑戦するのも良いでしょうし、海外登山も良いと思います。大事なことは、登山の「難易度」ではなく、部員同士が互いの能力を理解した上で「それぞれの山への挑戦」を尊重し合えるような環境の部活にしたいということです。
若年者の育成には根気と時間が必要となりますが、その結果が、将来の山岳界を背負うような人材の育成に繋がると信じています。
今後も、現役部員を中心とした活動を進め、その補助役として部活運営を進めたいと考えています。
【指導教員(部長)】 坂本 泰伸
学生生活・満足度100%を目指せ!
社会人として巣立つ学生生活最後の4年間、人生においてこの時期程社会人としての基礎作りと学生時代の思い出作りにチャレンジできる機会はない。この機会に「自分自身がどんな事にチャレンジ出来たか!」で後の人生を大きく左右する事になる。それだけ重要な通過点なのだ!リュックの重みを感じ額に汗を流し、一歩一歩足を前に進めながら「時間」と向き合う。頂上を極めた達成感には物言えぬ充実した喜びがある。
共に体感した友と思い出を語り、又多くの先輩、後輩との絆を持って生きる。自然と人との関わりを大切にしたい。これが山岳部だ!
監督 渡辺 道夫
Coming soon.
Coming soon.
【指導教員(部長)】 坂本 泰伸
【副部長】 渡邊 圭
【監督】 渡辺 道夫
【コーチ】 大浦 良則
【コーチ】 村上 兼人
【コーチ】 志小田 美弘